皆さんダウンジャケットはお持ちですか?今季、厳冬期の写真撮影用と登山用の防寒着を兼ねてノースフェイスの最強ダウンジャケットと名高い “ヒマラヤンパーカ” を購入しました。このジャケット、ノースフェイスでもサミットシリーズにカテゴリーされる商品で、そのネーミング通り、ヒマラヤ8000m峰のマイナス40℃の世界を想定して作られた防寒ジャケットです。あくまで日常生活(極寒の地での生活を除く)では全くもってオーバースペックのジャケットではありますが、厳冬期の登山以外にも、寒さ厳しい状況での写真撮影や冬季アウトドアー、また万が一に備えての防寒着としてもお勧めではなかろうかと思います。
主な特徴
保温性のあるロフト
先ず特質する点は何といっても市販で販売されている他の製品を圧倒するダウンによるかさ高(ロフト)性能です。ダウンの保温性は空気層であるこのかさ高(ロフト)性能が重要な要素となりますが、このヒマラヤンパーカーは圧倒的です。また、かさ高(ロフト)に寄与する900フィルパワーの高品質なダウンには撥水加工が施されている為、ダウンの欠点である汗や水濡れによるへたりを抑える至れり尽くせりの設計です。まぁ実際破ってダウンの撥水性能をテストした事はないですが; 湿った状況でのロフトの保持力はかなり優秀です。
高品質なファブリックとジャケット構造
表地には耐水性、透湿性、防風性に優れた “GORE-TEX membrane WINDSTOPPRER” を、裏地は軽量で引裂強度と縫い目強度に優れた “PERTEX® Quantum ECO” を使用と、表裏共に高品質なファブリックでジャケットが構成されており、外部、内部とも悪条件時のロフトの劣化を最小限に抑える工夫がなされています。また、ジャケットの構造自体もコールドスポットの発生を軽減するシェイブドバッフル構造で安定した断熱性が生み出されています。
※表地、肩と肘下部分のファブリックは40デニールの少し厚みの有る生地を使用し、ある程度の耐摩耗性も考慮されています。
フロントファスナー部分はダブルフラップ仕様
フロントファスナー部分はテープで補強されており、ダウンジャケットでは良くある、生地にファスナーが噛みんだ。。。なんてことも軽減されています。またファスナー部分はダブルフラップ仕様となっており、外気を遮断するような構造です。
ポケット
胸部分のポケットは2か所。ファスナー部分はシーリング加工が施されています。
腹部両サイドにもポケットがあります。
内部には両サイドにポケット。登山では湿ったグローブやゴーグル等、体温で乾かすために使う事が多いので、メッシュ素材でストレッチがあり、ある程度の大きさが確保されています。
商品スペック
・ノースフェイス Himalayan Parka(ヒマラヤンパーカ)
・表地:GORE-TEX membrane WINDSTOPPRER®シェル
・裏地:PERTEX® Quantum ECO
・中わた:900フィルパワー撥水加工を施した光電子®ダウン
・重量:1,290g(Lサイズ)
・設計、構造:高所で使用することを考慮したシンプル設計/コールドスポットを排除したシェイプドバッフル構造/肩、肘下に補強素材
・仕様:ヘルメット対応
最後に
おそらく現在市販されているダウンジャケットでは色んな意味で最強クラスではなかろうかと思う “ヒマラヤンパーカ”。現在のトレンドであるスマートなシルエットのダウンジャケットとは一線を画する商品ではありますが、寒さは生命維持に関わり生死に直結しますので、絶対的な保温力が必要な方には、是非お勧めしたいジャケットです。